不妊との関係
目次
- 卵管閉鎖と不妊
- 卵管上皮細胞の損傷
- 不妊症の原因となる細菌感染
- 不妊症や子宮外妊娠の原因
- 上行性感染が起こった場合
- クラミジアと不妊症の関係
- クラミジアと妊娠
- 男女共に不妊症の原因に
- 卵管周囲癒着
- 妊娠の成立
- クラミジアと不妊の関係性
- 不妊症の原因
- クラミジアの及ぼす影響
卵管閉鎖と不妊
卵管が閉鎖すると生理的な妊娠は成立しえません。外科的に卵管を開口させても卵管機能は回復できないことが多いので、妊娠が成立しないことが多いです。
よって、このような場合は「体外妊娠」によってのみ妊娠成立が可能です。
卵管上皮細胞の損傷
クラミジア感染が子宮頸管炎から卵管に波及すると、卵管上皮細胞の損傷が起こります。具体的には、卵管上皮細胞である線毛細胞の線毛に障害が起こります。それにより、卵管機能の一つである受精卵の輸送が妨げられます。受精卵の輸送に障害が起こることによって、子宮外妊娠や不妊症の原因となることがあります。
不妊症の原因となる細菌感染
細菌感染は不妊症の原因となることがあります。特にクラミジアによって卵管炎が起こり、卵管閉塞の原因になることがあります。
クラミジアだけでなく、その他の細菌感染も不妊症の原因になることがあります。
不妊症や子宮外妊娠の原因
クラミジア感染症は症状が乏しいため感染に気付かないことが多いです。ゆえに相手の感染も見分けることが難しいです。また、感染に気付かないことにより不妊症や子宮外妊娠などの大きな問題に発展することがあります。
上行性感染が起こった場合
子宮頸管から子宮内への上行性感染が起こった後では、子宮頸管炎自体がほとんど軽快しているため、クラミジア頸管炎の既往歴があったとしても子宮頸管から抗原を検出できない場合があります。不妊症の患者さんや子宮外妊娠の場合は抗クラミジア抗体が陽性であることが多いです。
クラミジアと不妊症の関係
性行為によってまず子宮の入口(子宮頸部)の細胞にクラミジアが感染します。さらに子宮の奥に広がり、精子や受精卵の通り道である卵管にまで感染が及びます。多くの場合、左右の卵管で炎症を起こします。その炎症によって卵管が癒着してふさがり、精子が卵管を通過できなくなり不妊症となります。
クラミジアと妊娠
性器クラミジア感染症に感染すると不妊症となることがあります。たとえ妊娠したとしても、流産や早産の危険性が高く、また切迫流産のため、低体重児が産まれることがあります。さらに無事に出産したとしても母子感染を起こす可能性があります。
男女共に不妊症の原因に
クラミジアは、薬がよく効き治りやすい感染症です。しかし、検査を受け治療をしないと、女性の場合卵管炎や子宮外妊娠、不妊症の原因になります。男性の場合は精巣上体炎や男性不妊症などの病気を引き起こします。
卵管周囲癒着
卵管炎から炎症が拡大すると、腹腔内に感染が波及します。この腹腔内の感染が卵管周囲まで及ぶと癒着が起きます。卵管周囲癒着が起きると、卵管の可動性が損傷されるため卵を卵管内に取り込むことができなくなります。
妊娠の成立
「排卵」、「射精」、「受精及び受精卵の分割と輸送」、「着床」の4段階が妊娠の成立には必要です。膣内に射精された精子は子宮頸管・子宮腔・卵管へと侵入していきます。この経路は子宮頸管の上皮細胞に感染したクラミジアの感染経路です。よって子宮頸管炎が原因となり卵管に障害が起こります。
クラミジアと不妊の関係性
クラミジア感染している女性不妊患者の半数以上の方に卵管周囲の癒着や卵管閉塞があると言われます。妊婦に感染すると陣痛を誘発させ、妊娠初期では流産の原因となります。また、妊娠中期では早産の原因となります。
不妊症の原因
クラミジア感染が卵管に及ぶと、卵管上皮細胞が損傷され、受精卵の輸送に障害が発生します。受精卵の輸送が障害されると、子宮内腔に受精卵を運ぶことができなくなり、子宮外妊娠の危険性がでます。また、不妊症の原因にもなります。
クラミジアの及ぼす影響
女性がクラミジアに感染すると、不妊や子宮外妊娠、流産の原因になります。男性の場合も尿道炎や副睾丸炎を発症し不妊の原因となります。
もし女性が妊娠中に感染すると新生児も感染し、クラミジア結膜炎や肺炎を発症する場合があります。