クラミジアの原因
目次
- ベトナム戦争頃に流行
- 新生児の感染
- 新生児のクラミジア感染
- 治りにくい咽頭感染
- 男性のクラミジア感染
- 男性から女性への感染経路
- クラミジアの感染経路
- 他人事ではないクラミジア感染
- 動物間の水平感染
- クラミジアの感染源の特定
- 男同士でも感染
- 性行為による感染
- 卵管炎のリスクファクター
- クラミジアの感染源
- オウム病の感染源
- オウム病の感染報告
- オーラルセックスによる感染
- 感染の確率
- オーラル・セックスによる感染
- クラミジア感染症が証明されている鳥類
- 咽頭クラミジアの感染経路
- 感染の経緯
- オウム病クラミジア
- 母子感染
ベトナム戦争頃に流行
クラミジア・トルコマティスは、ベトナム戦争の頃に流行し、日本に上陸した病原菌です。ベトナムなどのジャングルに生息する鳥の口中から発見されたと言われています。クラミジアは現在3種類あり、性感染症の原因となるのはクラミジア・トラコマチスです。
新生児の感染
クラミジア肺炎は乳児期の肺炎としては最も頻度が高いです。産道感染であるため、結膜炎を合併していることが多いです。
クラミジアの検出は一般的に鼻咽頭擦過標本を検体として用います。
新生児のクラミジア感染
妊娠中にクラミジア感染症に感染すると、出産の時に新生児に感染します。クラミジアが新生児の眼に入ると、クラミジア結膜炎となり、気管内に入るとクラミジア肺炎となります。妊娠中に母親が適正な治療を受ければまず問題は起こらないと考えられます。治療はマクロライド系の抗菌剤の服用です。
治りにくい咽頭感染
クラミジアの咽頭感染は性器感染よりも除菌しにくく、治療に時間がかかります。20歳未満の半数以上が性行為の際オーラルセックスを必ず行っているとの報告があります。オーラルセックスがクラミジア感染のリスクにさらされていることを念頭においておかなければなりません。
男性のクラミジア感染
男性の性感染症も女性同様性器クラミジア感染症が多いです。性行為及びその類似行為や、口腔性交・肛門性交などの性器外セックスによって感染します。淋菌感染と比較して、自覚症状がほとんどないため、治療が遅れる傾向にあります。
男性から女性への感染経路
性器クラミジア感染症に感染した男性の精液中にはクラミジアが含まれます。そのため性行為によって女性の膣内に射精された精液と共に排出されたクラミジアに感染します。膣から子宮の入口の子宮頸管がクラミジアの初感染部位です。
クラミジアの感染経路
クラミジアはほとんど性行為によって感染します。出産の時に母親から新生児に産道感染することもあります。また、キスで感染することはほとんどありませんが、オーラルセックスで咽頭感染することもあります。さらに、咽頭から性器に感染することもあります。
他人事ではないクラミジア感染
性器クラミジア感染症は自覚症状がないのが特徴で、感染していても女性の80%、男性の50%が無症状であるため、気付かないうちにパートナーに感染してしまっています。
性生活をもつ人にとっては性器クラミジア感染症は他人事ではありません。
動物間の水平感染
オウム病クラミジアは動物間ではお互いに感染し合います。これを水平感染といいます。ヒトとヒトの間の感染はまれですが、オウム病肺炎未治療のヒトの喀痰などは注意が必要であると言われています。
潜伏期間は、約1〜2週間です。
クラミジアの感染源の特定
性器クラミジア感染症は、男女が関与することであるので、感染源の特定が重要です。クラミジアは淋菌などと異なり、光学顕微鏡による観察が不可能です。よって、PCR法やDNAプローブ法、IDEA法などで抗原検査が行われます。
男同士でも感染
性感染症は男女間とは限らず男同士でも移ります。ただし、女性同士で移ることは稀です。手の接触や一緒に入浴したくらいではほとんど移らないため、性行為をしていないヒトには移らない病気です。
検査も薬も保険がききます。
性行為による感染
性器クラミジア感染症は、性行為以外で感染するかどうかは現在のところ不明です。可能性としてはわずかにあるかもしれませんが、基本的に性行為による感染と考えられます。
感染率は約70%で、感染者と性行為を行うと高い確率で感染します。
卵管炎のリスクファクター
子宮外妊娠のリスクファクターの一つに卵管炎があります。卵管炎はクラミジアや淋菌などによる性感染症によってなることがあります。その他、頻回の人口妊娠中絶、不妊症に対する配偶子操作、子宮外妊娠の既往歴があるなどが卵管炎のリスクファクターになります。
クラミジアの感染源
性器クラミジア感染症はあらゆる性行為が感染源となり、セックス、アナルセックス、オーラルセックスなどにより感染します。オーラルセックスによる口からの感染が最近急増しています。また出産時に母親から新生児に感染する母子感染もあります。
オウム病の感染源
オウム病は日本では家庭内で飼育されている鳥が感染源となることが多いです。特にセキセイインコが多いです。発症したトリが大量の病原体を排泄し、その病原体に汚染された塵埃を吸い込むことによってヒトに感染します。
オウム病の感染報告
オウム病は主としてトリから人に感染し、世界的に発生しています。欧米において1920〜1930年にかけて南米産のオウムを感染源とする死亡率20〜30%とする肺炎が大流行しました。日本においては1957年に初発例が報告されています。
オーラルセックスによる感染
クラミジアはオーラルセックスによっても感染します。オーラルセックスの際に咽頭にクラミジアが感染したり、咽頭から尿道に感染することもあります。
子宮頚管の検査でクラミジアがなくても咽頭に感染している場合があります。
感染の確率
クラミジア感染症のパートナーとの性行為によってクラミジアに感染する確率は、約50〜60%です。またクラミジア感染症の母親から生まれる新生児に感染する確率も約50%です。
オーラル・セックスによる感染
性器の接触がなくても、オーラル・セックスからだけでクラミジアに感染することがあります。近年、オーラル・セックスにより尿道炎となって医療機関を訪れる男性が増えています。
このオーラル・セックスによる感染は、クラミジアだけでなく、ヘルペスやエイズも起こるとされています。
クラミジア感染症が証明されている鳥類
クラミジア感染症が証明されている鳥類は、15目、140種です。オウム、カナリア、九官鳥、インコ、アヒル、ガチョウ、鷹、アホウドリ、ペンギン、カッコウ、ウズラ、白鳥、鳩、フクロウ、ツル、ペリカンなどです。
咽頭クラミジアの感染経路
咽頭クラミジアの感染経路は性器から性器、口から性器、性器から口など粘膜どうしの接触です。症状は、あまり出ないため気付かないことが多いですが、喉に感染し腫れたり、発熱や喉の痛み、咽頭炎を起こしたりします。
感染の経緯
クラミジアはセックスによる感染だけでなく、オーラルセックスでも感染します。近年セックススタイルの変化からオーラルセックスを行う人が増加し、女性の咽喉を感染源とする男性の感染者が増えています。
オウム病クラミジア
オウム病クラミジアはインコやオウムなどの鳥類からヒトに感染して呼吸器病を引き起こします。診断が遅れると死に至ることもあります。
この病気は世界各国で増加しています。
母子感染
妊婦がクラミジアに感染している場合、新生児もクラミジアに感染する恐れがあります。新生児が感染した場合、クラミジアは潜伏期間が長いため、クラミジア結膜炎は生後7日以降、クラミジア肺炎は生後60日以降に発症することが多いです。